電気代を節約!賢い冷蔵庫の使い方~今すぐできる暮らしの中の節電対策~

産油量の調整や天然ガスの値上げ、止まらない円高、解決の糸口が見出せない国際情勢など、明るい兆しの見えないエネルギー問題。

一旦延長が決定された政府による補助政策・激変緩和措置も、この6月には終了となり、さらに大きな値上がりが見込まれています。

そこで、すぐにでもとりかかりたいのが家庭での節電です。

冷蔵庫やエアコンなどの家電を、電力消費量の大きな古いものから、節電仕様の新しいものに買い替えることもいい方法ですが、諸物価高騰の折、予定外の大きな出費は避けたいもの。

暮らしのなかで、今すぐできるアクションをご紹介します。

目次

冷蔵庫の節電アクション

私たちの暮らしは便利な家電に支えられています。なかでも家族の食を支える冷蔵庫は必要不可欠。しかし最初に電源を入れたが最後、休むことなく稼働することもあり、電力消費量の大きさではエアコンに次いで2位となっています(経済産業省資源エネルギー庁「家庭における家電製品の一日での電力消費割合」より)。

これから春、夏と冷蔵庫が頼りになる季節がやってきます。何をしたら電力を少なくできるか、何をしたらいけないのかを、この機会に家族で共有しておきましょう。

テーマは「冷蔵庫の冷気を逃さないこと」と「冷蔵庫に不要な負担をかけないこと」です。

冷蔵庫の冷気を逃さないためのアクション

ドアの開け閉めに注意

ドアの開け閉めに注意

1点目に意識すべきは、ドアの開け閉めです。ドアを頻繁に開け閉めしたり開けたままにしたりしておくと、庫内の冷気がどんどん逃げて、庫内の温度が上昇します。それを再び適温に冷やすために消費電力が増えるのです。

大切なのは、ムダなドアの開閉はしない、開けている時間を短くすること。何度も耳にしたことかもしれませんが、これが基本中の基本です。

開けたまま庫内のものを探すようなことがないよう、庫内は定期的に整理整頓しておきましょう。何がどこにあるか、見つけやすいようにしておけば開けている時間は、自然と少なくなるはずです。もちろん、ドアの閉め忘れは厳禁。家族でしっかり共有しましょう。

食品の温度管理

食品の温度管理

2点目は冷蔵庫に入れる食品の温度です。調理が終わって冷蔵庫に入れる場合は、必ず熱を冷ましてからにすること。これも庫内の温度上昇をもたらし、再度冷やすために本来はしなくてもいいはずの冷却運転を行うことになります。

また、温かいままの食品は、ほかの食品の鮮度や状態に悪影響を及ぼすことも。料理をする方は、肝に銘じておきましょう。

適切な詰め込み

適切な詰め込み

3点目は、冷蔵庫に食品を詰めすぎないこと。余裕なく詰め込むと冷気の流れが悪くなり、庫内に冷気が行き渡らなくなるのです。適度な隙間を保つことは庫内の見通しをよくして、ドアを開けている時間を短縮することにもつながります。

一方、冷凍庫は隙間なく詰め込むことが節電の基本。しっかり凍っているので、お互いがお互いを冷やすことになるわけです。ただし調理後の食品を入れるときは、冷蔵庫と同じように必ず冷ましてから入れましょう。

冷蔵庫に不要な負担をかけないためのアクション

次に取り組むべきは「冷蔵庫に不要な負担をかけない」こと。まずは冷蔵庫を置いている場所を見てみましょう。冷蔵庫が壁にぴったりくっついていませんか? 冷蔵庫の上に何か乗っていませんか?

冷蔵庫の配置

冷蔵庫の配置

基本的に、冷蔵庫には放熱するためのスペースが必要です。壁などと適度な距離を取ること、冷蔵庫の上を物置き場にしないこと。冷蔵庫の側面にマグネットなどで紙を貼ることも放熱の妨げになりますから、できればやめておきましょう。

冷蔵庫の脇や裏、底面にホコリが溜まっていないかも要チェック!ホコリが詰まっていると放熱の妨げになりますし、最悪は火災の原因にも。

ドアパッキンが劣化していないかも含め、この機会に冷蔵庫周りの掃除や点検を!年に一度、夏を迎える前にやっておくと、冷蔵庫を長らくいい状態で使うことができるはずです。

冷蔵庫の節電アクション:メリットとデメリット

メリット
節電は電気代の削減につながります。冷蔵庫は家庭の電力消費量の大部分を占めているため、効果的な節電は家計にもプラスです。

節電は地球環境にも良い影響を与えます。エネルギーの無駄遣いを減らすことで、温暖化対策に貢献できます。

適切な使い方をすることで、冷蔵庫の寿命を延ばすことができます。長く使えることは経済的であり、廃棄物の削減にもつながります。

デメリット
節電は意識的な行動が必要です。ドアの開け閉めや食品の温度管理など、日常的な注意が必要であり、家族で共有することで効果的に実践できます。

節電のためにドアを開ける回数を減らすことは、一時的に不便を感じることがあります。しかし、習慣化すれば自然とできるようになります。家族で協力し、節電の意識を高めましょう。

節電対策には、新しい家電を購入しなければならない場合もあるでしょう。点検・清掃のための時間や費用も必要でしょう。しかし、長期的な視点で見れば、電気代の削減や寿命延長による経済的なメリットがあります。

冷蔵庫の電気代を節約する賢い使い方のポイント

冷蔵庫は家庭で最も電力を消費する家電の一つです。しかし、適切な使い方と工夫をすることで、電気代を節約できます。以下に、冷蔵庫の電気代を抑えるための6つのポイントを解説します。

【1】温度設定の調節で1,665円電気代を節約
冷蔵庫の温度設定を季節に合わせて調整しましょう。環境省によると、設定温度を「強」から「中」にするだけで、年間で約61.7kWhの節電が可能です。これにより、約1,665円の電気代を節約できます。
【2】設置方法の見直しで1,217円電気代を節約
冷蔵庫を壁や棚にくっつけすぎないようにしましょう。適切な放熱スペースを確保することで、年間で約45.08kWhの節電が可能です。これにより、約1,217円の電気代を節約できます。
【3】食品を詰め込みすぎないよう注意して1,182円電気代を節約
冷蔵庫に食品を詰め込みすぎないようにしましょう。過度な詰め込みは冷気の循環を妨げ、電気代を増加させます。また、見通しが悪くなるため、開閉時間が長くなります。食品を半分に減らすことで、年間で約43.8kWhの節電が可能です。これにより、約1,182円の電気代を節約できます。
【4】扉の開閉時間・回数を減らして445円電気代を節約
冷蔵庫の扉の開閉時間や回数が長いと、冷気が外へ逃げてしまい、再度冷やすために余計な電気代がかかります。無駄な開閉を減らし、開閉時間を短くすることで、年間で約16.5kWhの節電が可能です。これにより、約445円の電気代を節約できます。
【5】電気料金プランの見直しで1,068円電気代を節約
電気料金プランを見直すことで、電気代を節約できます。適切なプランを選ぶことで、年間平均で約25,009円の節約が可能です。電力会社を変えるだけで、電気代を安くすることができます。
【6】古い冷蔵庫は買い替えで13,000円電気代を節約
古い冷蔵庫を最新のものに買い替えることで、電気代を大幅に節約できます。10年前の冷蔵庫を新しいものに買い替えると、年間で約13,000円の節約が可能です。新しい冷蔵庫はエネルギー効率が高く、適切な温度設定や設置方法を守れば、電気代を抑えることができます。

冷蔵庫の選び方とポイント

エネルギー効率の高いものを選ぶ
冷蔵庫のエネルギー効率は「エネルギー消費効率」の表示で確認できます。A+++が最も効率的で、Aが最低です。できるだけA+++の冷蔵庫を選びましょう。
サイズを適切に選ぶ
家族の人数や食材の量に合ったサイズを選びましょう。大きすぎる冷蔵庫は無駄な電力消費につながります。
機能を検討する
氷・水ディスペンサーや冷凍室の有無、温度調節機能など、自分の生活スタイルに合った機能を選びましょう。
設置場所を考慮する
冷蔵庫は換気スペースを確保する必要があります。壁や他の家電との距離を考慮して設置しましょう。

夏を迎える前には、冷蔵庫のほかにトイレや照明も点検しましょう。便座や温水の温度調節を変更し、電球をLEDに替えるだけで消費電力は変わります。

小さな節電アクションを積み重ねて、大きな結果を残しましょう。節電は家計の節約だけでなく、持続可能な社会実現にもつながります。

2024.03.21 21:31
2025.01.04 17:49
雑記雑学・トリビア

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