
初午(はつうま)とは、2月になって最初の午(うま)の日。かつて、年・月・日・時を「干支」で表していた旧暦の名残で、2024年は2月12日(月)がその日にあたります。
現代でも、初午の日には全国の稲荷神社で豊作を祝う初午祭が行われています。そして、その日にいなり寿司を食べる習慣もあるのです。
今回は「初午の日」である2月12日にご近所の稲荷神社を参拝し、おいなりさんも食べてみましょう! というお話です。
なぜ初午の日と豊作祈願が結びついたのか

まずは「なぜ初午の日と豊作祈願が結びついたのか」を紐解きましょう。
話の舞台は、世界中から観光客が押し寄せる京都の超有名なスポット、伏見稲荷大社。全国に何万とある稲荷神社の総本山です。大昔、稲荷山に大明神が鎮座したとされる日、それが初午の日だったのです。稲荷大神は穀物や農耕を司る神なので「初午の日=五穀豊穣を祈る日」となったようです。
なぜその日にいなり寿司を食べるのでしょうか?
それは、親しみを込めて「お稲荷さん」と呼ばれる稲荷神の「使者」と考えられていたのが、キツネだったから。
神社の境内には必ずキツネが鎮座していますが、このキツネの大好物とされる油揚げや、油揚げでご飯を包んだものを奉納するようになったのが「初午いなり」の始まりとされています。
いなり寿司はスーパーで手軽に買えるし、手づくりするのも難しくはないので、初午の日には家族そろって味わいたいものです。
歴史ある名店の逸品をご紹介
東京都中央区、江戸らしい魅力が詰まった人形町の地で、1877年に屋台としてスタートし、その後現在の場所に店を構えたという「人形町 志乃多(しのだ)寿司總本店」。いなり寿司は看板商品で、創業当時から変わらぬおいしさが愛されています。

持ち帰り専門のこじんまりした店内には、ご年配のお客さんがたくさん。「今日はどれにしようかしら」と皆さん嬉しそうに選んでおられました。
こんな置物も飾られていて「やっぱり、おいなりさんといえばキツネなんだな?」と妙に納得。

今回は6個入りを買ってきました。伝統的な製法で「完成までに3日かかる」という究極の逸品です。

しっかりと味付けされた甘塩っぱい油揚げがたまらなく美味。製法としては、油抜きした揚げを醤油、砂糖、みりんで煮て、冷蔵庫で数日寝かせてから、さらにもう一度味を含ませるのだとか。手間暇かかっているだけあって、本当においしいいなり寿司でした!

自宅でつくる際も「油揚げをいかにおいしく仕上げるか」は最重要ポイント。時間をかけてじっくり寝かせることで調味料と素材をなじませて、究極のおいしさにしていくという、志乃多寿司のやり方をお手本にするのもよさそうですね。
そして、皆さんの地域にもいなり寿司がおいしいお店があることでしょう。この機会にいろいろ試してみるのもおすすめです。
こちらは、近所のスーパーで買ったいなり寿司。

左の小ぶりなものは、ちょっとした手土産にもなりそうな高級感のある容器に入っています。出汁のうま味がしっかりとしみこんだ油揚げがとてもおいしくて、中に包まれたお赤飯とよく合います。右側の普通のおいなりさんもよく買っています。
「普通のおいなりさん」と書きましたが、東と西とでは形状が違います。関東は上の写真のような俵型ですが、西では三角型が主流。
由来には諸説ありますが、東は「米俵」を、西は「キツネの耳」を表しているそうです。ご飯にも違いがあり、東では白い寿司飯、もしくは、ゴマや麻の実を混ぜる程度が一般的、西では人参、椎茸、ささがきゴボウなどを煮て混ぜる具だくさんの寿司飯が主流です。
自然の恵みに感謝しながら初午の日にいただく「初午いなり」。今年はぜひご近所の稲荷神社にお参りして「初午いなり」を味わってみませんか?
デコレーションいなり寿司

初午の日にいなり寿司を作って、インスタグラムに投稿しようと思った。
私はいなり寿司がおしゃれだと思って、かわいくデコレーションしようと思った。いなり寿司に色々な具材を詰めて、色とりどりにした。
私はいなり寿司を盛り付けて写真を撮っってインスタグラムに投稿したが、反応は悪かった。
私は不思議に思ってコメントを見た。コメントには「いなり寿司って、こんなに変なの?」と書いてあった。
よく考えたら、自分が作ったいなり寿司は、普通のいなり寿司とは全然違っていた。私はいなり寿司に詰めた具材が、マヨネーズやチョコレートやキャビアだったのだった。
何だか、恥ずかしくなり、投稿を削除しようとしたそのとき、驚くべき通知が届いた。
私の投稿に、有名な料理家が「いいね」をしてくれたのだった。私は信じられなくて、料理家のプロフィールを見た。料理家は「いなり寿司の革命家」というキャッチフレーズを掲げていて、色々な変わったいなり寿司を作っていた。
料理家は私の投稿にコメントもしてくれていた。「これは素晴らしいアイデアだ。私も真似してみたい」と書いてあった。
私は嬉しくなって、料理家にお礼の言葉を書いた。料理家は私に返信してくれて、「いなり寿司の新しい可能性を教えてくれてありがとう。君は才能がある。一緒にいなり寿司の世界を広げよう」と言ってくれた。
私は感動して、料理家のフォローをした。私は自分のいなり寿司に自信を持って、投稿を削除しなかった。私はいなり寿司の革命家になることを決めた。
| 2024.02.04 19:09 | |
| 2025.01.04 18:05 | |
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