
アニメファンの中には、知名度は低いけれど心に残る作品を探している人も多いことでしょう。
そこで、今回は「日々の生活で涙することが少なくなった大人たちに捧げる、感動の泣きアニメ!」と題して、マイナーながらも涙を誘うアニメを「隠れた名作」として、厳選してご紹介します。
感動的なストーリーやキャラクターたちの成長、美しい音楽など、これらの作品は観る価値があること間違いありません。
- 感動の泣きアニメ:日常生活で感動する機会が少なくなった大人たちに向けて、心に残るマイナーなアニメ作品を紹介。
- 作品の魅力:感動的なストーリーやキャラクターの成長、美しい音楽などが観る価値があると強調。
- U-NEXTで視聴可能:サブスクリプションサービス「U-NEXT」で視聴できる、切なくて感動的なアニメ作品をピックアップ。
- 隠れた名作:「カレイドスター」「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。「百日紅~Miss HOKUSAI~」など、感動的で心に残る隠れた名作アニメを紹介。
目次
知られていない?泣けるマイナーアニメの隠れた名作
私がサブスク利用している「U-NEXT」から、切なくて、感動で涙した、おすすめアニメ作品を紹介します。あまり知られていないだろう…ちょっとマイナーな隠れた名作です。まだ見てないよーという方、ぜひどうぞ。
カレイドスター

作品概要/ストーリー
カレイドステージのオーディションを受けるため、アメリカへやってきた苗木野そら。その才能の片鱗を感じたオーナーのカロスは、そらを急遽ステージに上げる。そらの舞台度胸としなやかな演技が認められ、特例としてカレイドステージに入団できたのだが…。
カレイドスターを目指すため、単身渡米した苗木野そら。そこで数々の試練や挫折を味わいながら、一歩ずつ成長していくそらの姿は、観る者に感動を与えてくれる。
所感・感想/見どころ・泣きどころ
カレイドスターは、サーカスでもない、ミュージカルでもない、マジックでもない、世界的に大人気のエンターテイメントショー「カレイドステージ」を舞台にした物語。主人公の苗木野そらは、16歳の少女で、幼少期に亡くなった両親と一緒に観た「カレイドステージ」に憧れています。彼女は日本からアメリカへ単身渡り、オーディションを受けて入団します。そらは努力と根性でスターに成長していく姿が描かれており、その過程でさまざまな試練に立ち向かいます。
夢を追いかける姿勢や友情、努力、成長をテーマにしています。特に、そらが挫折しても何度も立ち上がる姿勢に感情移入しました。ラスト2話は涙なしには見られないほど感動的で、心に残る作品となっています。
カレイドスターは、熱血スポ根アニメとしても知られており、そのストーリー展開やキャラクターたちの成長が魅力です。サーカスの世界やエンターテイメントの舞台裏に興味がある方にはぜひおすすめしたい作品です。
あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。

作品概要/ストーリー
“あの花”の通称で愛される青春劇。幼なじみの死を機に離れてしまった仲間たちだが、彼女が突然現れたことで再会。それぞれの悲しみと再生の物語に、号泣必至。
ひきこもりのじんたんの前に現れた、幼なじみ・めんま。一体彼女は何のために現れたのか、かつての仲間たち“超平和バスターズ”の面々は、その謎に向き合っていく。それぞれに後悔を抱え、別々の道を歩んでいた彼らが、かつてのように集まり始め…。
所感・感想/見どころ・泣きどころ
幼馴染たちの青春群像劇を通じて、友情や心の成長、過去と現在の距離感を描いています。主人公たちはかつて仲良しでしたが、高校生になった後、それぞれの道を歩むことになりました。しかし、ある日、幼少期の思い出が蘇り、彼らは再び出会います。特に、少女「めんま」の存在が物語を深く感動的にしています。
「めんま」は、幼少期に亡くなった少女であり、彼女の死をきっかけに仲間たちは離れてしまいました。しかし、めんまの幽霊が再び現れ、彼らに「お願いを叶えて欲しい」と頼みます。それをきっかけに、彼らは再び心を通わせ、過去の出来事を乗り越えて成長していきます。
友情や人間関係の大切さを教えてくれる作品であり、涙なしには見られないほど感動的です。音楽やキャラクターの心情描写も素晴らしく、心に残る作品となっています。
百日紅~Miss HOKUSAI~

作品概要/ストーリー
「河童のクゥと夏休み」の原恵一監督が、敬愛してやまない杉浦日向子の「百日紅」をアニメ映画化。主人公のお栄は、杉浦作品の大ファンである杏が演じている。
浮世絵師・お栄は、父であり師匠でもある葛飾北斎と共に絵を描いて暮らしていた。恋に不器用なお栄は絵に色気がないと言われて落ち込むが、決して絵を描くことは諦めなかった。そして今年も、嵐の予感と共に百日紅が咲く季節がやって来た。
所感・感想/見どころ・泣きどころ
美しい絵と繊細なストーリーが魅力です。葛飾北斎の娘であるお栄は、父とともに浮世絵を描きながら、江戸の四季を謳歌しています。彼女の遺した作品は驚くほど肉感的で、江戸時代の風俗や町並みを丁寧に描いています。
また、怪談風のエピソードも面白く、江戸の日常を一話完結で描いています。お栄の後ろから走るカットや、雪遊びするシーンなど、作画も素晴らしいです。
さらに、豪華な声優陣や美しい音楽もこの作品の魅力の一部です。江戸と東京がひとすじにつながる、200年を越えた物語は、見て良かったと感じました。
プラスティック・メモリーズ

作品概要/ストーリー
ゲーム「科学ADVシリーズ」を手掛けた林直孝が原作・脚本を、動画工房がアニメ制作を担当し、近未来を舞台にアンドロイドの少女をめぐる運命の出会いと恋愛が描かれる。
水柿ツカサは親のツテで心を持った人型のアンドロイド「ギフティア」を製造する世界的大企業SAI社で働くことに。だが配属されたのは、寿命を迎えるギフティアを回収する窓際部署。しかも、お茶汲み係のギフティア・アイラとコンビを組むことになり…。
所感・感想/見どころ・泣きどころ
ギフティアと人間との切ない関係を描いています。ギフティアは寿命が決まっており、それを知りつつも人間と共に過ごす時間を大切にする姿勢に心を打たれます。毎話、ギフティアとの思い出や別れが描かれ、感動的なエピソードが展開されます。
特に、アイラとツカサの関係は印象的で、アイラが徐々に心を開いていく姿が可愛らしいです。最終話では、彼らの別れが決まっていたにもかかわらず、涙なしには見られない感動的なシーンがありました。また、オープニングの変化や美しい音楽も作品を引き立てています。
ツカサとアイラはターミナルサービスという部署で働き、寿命を迎えるギフティアを回収する仕事をしています。彼らは「想い出を引き裂くこと」を自覚しながらも、共に過ごす時間の意義を理性的に考えています。この葛藤が心に響きました。切なく、心に残るアニメです。
憂国のモリアーティ

作品概要/ストーリー
シャーロック・ホームズの宿敵モリアーティが義賊的に描かれる、他作とは異なる新しい造形が魅力的。何が正義か、何が善かを考えさせられるのもポイント。
19世紀末、産業革命の真っただなかのイギリス。しかし、貴族が国を支配する階級制度が未だはびこり、人々は階級に縛られ生きていた。そんな腐敗した制度を打ち砕き、理想の国を作り上げるため、ウィリアム・ジェームズ・モリアーティは立ち上がる。
所感・感想/見どころ・泣きどころ
モリアーティというカリスマ的な人物を中心に、複雑な人間ドラマが展開されています。彼は頭脳明晰で、冷静な物腰と話術で人々を引きつけます。一方で、内に秘めた葛藤や人間らしさも見え隠れし、彼のキャラクターは魅力的です。
シャーロック・ホームズとの対立や、彼の目的のために次々と事件を起こす姿勢は、視聴者を引き込みます。モリアーティの「必要悪と純粋悪」についてのセリフも印象的で、彼の行動原理を考えさせられます。
また、子ども時代の描写が多く、長い年月を経ても揺らがない内面が物語に説得力を与えています。モリアーティの視点から見る世界は、複雑で感情移入しやすく、泣きどころも多い作品と言えるでしょう。
Angel Beats!エンジェルビーツ

作品概要/ストーリー
今作品のテーマは、ひと言でいうなら“人生”。自らの理不尽な運命を呪う少女たちは、神への反抗の末に何を見るのか。麻枝 准が紡ぎ出す極上の人生賛歌に注目!
なんらかの理由で最期を遂げた少年・音無は、死後の世界の学校で、“天使”と呼ばれる謎の少女と戦うチーム“死んだ世界戦線”のリーダー・ゆりと出会う。生前の記憶が無く、死後の世界のことも分からないまま、音無はゆりたちと共に戦う道を選ぶが…。
所感・感想/見どころ・泣きどころ
Angel Beats!は、死後の世界で運命に立ち向かう少年少女たちの物語を描いています。物語は、最後を迎えた少年・音無が、死後の世界の学校で「ゆり」と名乗る少女と出会うことから始まります。彼女は「死んだ世界戦線」のリーダーであり、神に反逆して天使と戦っています。そして、立ちはだかるのは可憐なひとりの少女、天使です。
音無は生前の記憶を失い、この死後の世界で何が起きているのかも分からず戸惑います。しかし、彼はゆりたちと共に戦う道を選びます。物語は、彼らの過去や葛藤、友情、そして成長を描きながら進んでいきます。
このアニメは、感動的なストーリーとキャラクターたちの心の葛藤が魅力です。特に、音無とゆりの関係や、天使の正体に迫る展開は泣きどころ満載です。音楽も美しく、エンディングの「Brave Song」は心に残ります。
true tears

作品概要/ストーリー
正統派だが一筋縄ではいかない青春恋愛群像劇と、主人公たちの選択が生む結末には涙がこぼれること間違いなし。人間同士の絶妙な距離感を描く脚本の上手さも見事。
絵本作家を夢見る高校生・仲上眞一郎は、両親と、家族を亡くして仲上家に引き取られた同級生・湯浅比呂美と暮らしている。そんなある日彼は、木に登って降りられなくなった少女・石動乃絵と出会った。その日をきっかけに、眞一郎の日常は大きな変化を迎える。
所感・感想/見どころ・泣きどころ
「true tears」は、感動的なストーリーと美しい世界観が特徴で、人間ドラマと恋愛を織り交ぜた作品。泣きどころ満載のアニメです。物語は、石動乃絵という少女が、高校生になった今も変わらず涙を流せない状態で生きていることから始まります。彼女は幼少期のトラウマによって涙を失ってしまい、その心の傷を抱えています。
ある日、乃絵は高校で飼っていたニワトリが誰かに殺されてしまう出来事に遭遇します。その時、同級生の仲上眞一郎と出会い、心を通わせる中で、乃絵は過去のトラウマから解放され、変わっていけるのかを模索します。彼らの関係や成長、友情が描かれる中で、感動的なシーンが数多く登場します。
特に、乃絵の内面の葛藤や、彼女と眞一郎の交流が心に残ります。音楽や美しいアートワークも作品を引き立てています。
空の境界

作品概要/ストーリー
主人公・式の魔眼を使ったアクションは必見。シリーズ全体の特徴として時系列がバラバラとなっており、後で時系列がどうなっているのか考察するのも楽しみの一つ。
連続する少女たちの飛び降り自殺。現場はすべて、かつては街のシンボルタワー、今では廃墟と化した巫条ビル。屋上には浮遊する「霧絵」がいた…。そして事件が5件を数えた頃、万物の生の綻びと死線を視る能力「直死の魔眼」を持つ両儀式が謎に挑む。
所感・感想/見どころ・泣きどころ
「空の境界」は、独特の雰囲気と美しい映像が特徴のアニメです。物語は、両儀式という少女が、目覚めた時に記憶を失っていることから始まります。彼女は「直死の魔眼」という特殊な能力を手に入れ、怪異と戦うことになります。
式は、黒桐幹也という青年と出会い、彼と共に日常と非日常の狭間で怪異を追い求めます。その過程で、友情や成長、葛藤が描かれ、感動的なシーンが数多く登場します。特に、式の過去や彼女の能力にまつわる謎が解明される瞬間は、胸を打たれるものがありました。
音楽も美しく、特にエンディングの「snow falling」は心に残ります。ストーリーや設定に粗があると感じる人もいるかもしれませんが、雰囲気を楽しむことで、細かい部分を考える前に作品を楽しめると思います。
東京マグニチュード8.0

作品概要/ストーリー
地震大国の日本だからこそ描けるリアルな地震描写や被害の生々しさは衝撃的なクオリティの高さ。未来と悠貴の姉弟にフォーカスしたドラマは号泣間違いなし。
夏休みに入ったばかりの中学1年生・未来は、弟の悠貴の付き添いでお台場のロボット展へと来ていた。そんな時、突如東京をマグニチュード8.0の海溝型大地震が襲う。幸運にも助かった未来は、悠貴と一緒に世田谷にある自宅へ帰ることを目指すが…。
所感・感想/見どころ・泣きどころ
この作品は、家族の大切さや人々の優しさ、寂しさを描いています。未来は、弟の悠貴と共に真理という人物と出会い、道中で助け合いながら成長していきます。涙なしには見られない、多くの泣きどころがありますが、特に以下のシーンが心に残りました。
未来と悠貴が東京タワーで再会した際、悠貴が未来を庇って瓦礫で頭を打ち、その後の感動的なシーンが涙なしには見られませんでした。彼らの純粋な兄妹愛が胸を打ちます。
避難所で出会った老夫婦は、孫を地震で亡くしており、妻は心を病んでいました。未来は彼らの姿を見て、家族の大切さや優しさを改めて感じました。
悠貴が倒れてしまい、未来が彼の死を受け入れるシーンは非常に切なく、涙を誘います。彼の最期に向き合う未来の姿勢が感動的でした。
秒速5センチメートル

作品概要/ストーリー
新海誠監督による、少年の成長を追う形で綴られる3本の連作作品。自身の作品で多くの工程を自ら務める新海だが、本作でも脚本・絵コンテ・演出・音響監督などを担当。
小学校の卒業と同時に離ればなれになってしまった遠野貴樹と篠原明里。2人だけの間に存在していた特別な想いをよそに、時だけがただ過ぎていった。そんなある日、大雪の降るなか、ついに貴樹は明里に会いに行こうと決意する…。
所感・感想/見どころ・泣きどころ
秒速5センチメートルは、三部作の短編連作アニメで、主人公「貴樹(たかき)」と「明里(あかり)」の心情を描いています。物語は、二人が小学生時代から大人になるまでの過程を通じて、切ない恋愛や遠距離の別れを描いています。
風景や音楽によって感動を引き起こす一方で、結末がハッピーエンドではないことから、「鬱」と評されることもあります。しかし、その独特の世界観やメタファー、名言などが観る人々に深い印象を残しています。
ラストシーンで、小田急線の踏切で主人公の遠野貴樹とヒロインの篠原明里がすれ違います。二人は長い間離れていたにもかかわらず、一瞬だけ再会する瞬間が胸を熱くさせます。遠距離恋愛の難しさや切なさが表現されています。
作品全体を通して、日常の些細な瞬間に切なさが隠されています。遠野貴樹が明里を忘れることができない心情や、彼が一人で日常を過ごすシーンは、感情移入しやすく、胸に残ります。
まとめ:泣けるマイナーアニメおすすめ10選
アニメファンの中には、知名度は低いけれど心に残る作品を探している人も多いことでしょう。今回はマイナーながらも涙を誘うアニメを厳選してご紹介しました。
感動的なストーリーやキャラクターたちの成長、美しい音楽など、これらの作品は観る価値があること間違いありません。
| 2024.05.30 13:18 | |
| 2024.12.26 10:42 | |
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