
アナベル人形と聞いて、あなたはどんなイメージを持ちますか?映画『死霊館』シリーズに登場する不気味な磁器の人形でしょうか?それとも、超常現象研究家のウォーレン夫妻のオカルト博物館に収められているというラガディ・アンのぬいぐるみでしょうか?
実は、アナベル人形は映画と実話では大きく異なる外見や背景を持っています。また、アナベル人形を題材にした映画やドラマも多数存在し、その中には死霊館シリーズとは別の作品もあります。
この記事では、アナベル人形の恐怖と呪いの真実に迫ります。映画と実話の違いや関連作品を徹底解説します。アナベル人形に興味のある方は、ぜひ最後までお読みください。
目次
アナベル人形とは何か?映画と実話の違いを比較
まずは、アナベル人形とは何か、映画と実話の違いを比較してみましょう。
映画でのアナベル人形
映画でのアナベル人形は、『死霊館』シリーズのスピンオフ作品として制作された『アナベル 死霊館の人形』(2014年)、『アナベル 死霊人形の誕生』(2017年)、『アナベル 死霊博物館』(2019年)に登場します。また、『死霊館』(2013年)、『死霊館 エンフィールド事件』(2016年)にもカメオ出演しています。
映画でのアナベル人形は、見栄えが悪く、すぐに威嚇する恐ろしい磁器の人形として描かれています。人形は元々はある職人によって作られたもので、その職人の娘であるアナベル・ヒギンズがサタニックカルトの一員として殺された際に、人形に憑依したという設定です。人形は悪魔に操られて、人形を所有する人々に災いをもたらします。
映画でのアナベル人形は、ウォーレン夫妻のオカルト博物館に収容されていますが、そこから脱出したり、他の呪われた品々を暴走させたりすることもあります。人形は神父による祈祷やお祓いにも耐えることができます。
実話でのアナベル人形
実話でのアナベル人形は、超常現象研究家のエドとロレインのウォーレン夫妻が実際に調査したという事件に基づいています。ウォーレン夫妻によると、1970年に人形が看護学生にプレゼントされたところから、奇妙な現象が起こり始めたということです。
実話でのアナベル人形は、ラガディ・アンという伝統的な人形のデザインを持つもので、元々は子供向けのおもちゃとして製造されていました。人形は「アナベル」という名前の霊に憑依されており、その存在は多くの怪奇現象と関連付けられています。人形は家の中で動き回ったり、メモを残したり、人形を所有する人々に危害を加えたりしました。
実話でのアナベル人形も、ウォーレン夫妻のオカルト博物館に収容されていますが、そこではガラスの箱に入れられており、絶対に箱を開けないでくださいという注意書きがあります。人形に近づいたり、触ったり、目を見たりすると、災いが起こると言われています。ウォーレン夫妻は人形が悪魔に憑依されていると主張しています。
アナベル人形を題材にした映画やドラマの一覧
アナベル人形を題材にした映画やドラマは、死霊館シリーズだけではありません。実は、アナベル人形に関連する作品は他にも多数存在します。ここでは、アナベル人形を題材にした映画やドラマの一覧を紹介します。
アナベル 死霊館の人形(2014年)
『アナベル 死霊館の人形』は、死霊館シリーズのスピンオフ作品として制作された映画です。映画では、アナベル人形を所有する夫婦が、サタニックカルトの襲撃を受けたことから、人形に悪魔が憑依し、恐ろしい出来事に巻き込まれていく様子が描かれます。映画は興行的にも成功し、続編が制作されることになりました。
アナベル 死霊人形の誕生(2017年)
『アナベル 死霊人形の誕生』は『アナベル 死霊館の人形』の前日譚として制作された映画です。映画では、アナベル人形の製作者である職人とその家族が、娘の死後に人形に憑依した悪魔と対峙することになる様子が描かれます。映画は前作よりも高い評価を得て、死霊館シリーズの中でも人気の高い作品となりました。
『アナベル 死霊博物館(2019年)
『アナベル 死霊博物館』は『アナベル 死霊館の人形』と『アナベル 死霊人形の誕生』の続編として制作された映画です。映画では、ウォーレン夫妻が出張中に、ベビーシッターを頼んだ少女たちが、アナベル人形の封印を解いてしまい、博物館にある他の呪われた品々と共に恐怖の一夜を過ごすことになる様子が描かれます。映画は批評家や観客から好評を得て、死霊館シリーズの中でも高い評価を受けました。
映画の詳しいあらすじやキャスト、製作の舞台裏などについては、以下のサイトをご覧ください。
- 映画『アナベル 死霊博物館』オフィシャルサイト
- アナベル 死霊博物館 - Wikipedia
- Amazon.co.jp: アナベル 死霊博物館(字幕版)を観る | Prime Video
- アナベル 死霊博物館 (2019):作品情報 - シネマトゥデイ
- アナベル 死霊博物館:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE
映画『アナベル 死霊博物館』は、ホラー映画のファンには見逃せない作品です。アナベル人形の恐怖と呪いに興味のある方は、ぜひご覧になってください。
アナベル人形の呪いに関する都市伝説や実話

アナベル人形の呪いに関する都市伝説や実話は、インターネットやメディアで広く流布されています。ここでは、その中からいくつかをピックアップしてご紹介します。
アナベル人形の呪いによって死亡した男性
アナベル人形の呪いによって死亡したとされる男性の話は、ウォーレン夫妻のオカルト博物館を訪れたカップルにまつわるものです。このカップルは、アナベル人形のガラスケースに注意書きがあるにもかかわらず、人形をからかったり、叩いたり、挑発したりしました。特に男性は、人形の目を見つめて「あなたには何もできない」と言い放ちました。ウォーレン夫妻は、このカップルを博物館から追い出しましたが、その後まもなく、男性はバイクで帰宅中に事故に遭い、死亡しました。女性は生き残りましたが、事故の直前にバックミラーに人形が映ったと証言しました。
アナベル人形が起こしたとされる怪奇現象

アナベル人形が起こしたとされる怪奇現象は、人形を所有していた看護学生やそのルームメイト、ウォーレン夫妻の博物館を訪れた人々など、多くの人に影響を及ぼしました。ここでは、その中からいくつかをピックアップしてご紹介します。
人形が自分で動く
人形をプレゼントされた看護学生のドナは、人形が自分で動いたり、部屋の中で場所を変えたりすることに気づきました。最初は人形が倒れたり、座ったりする程度でしたが、次第に人形は別の部屋に移動したり、立ったりするようになりました。
人形がメモを残す
ドナとルームメイトのアンジーは、人形がメモを残すことに気づきました。メモには「ヘルプ・アス」や「ヘルプ・ルー」という文字が書かれていました。メモは人形のそばに置かれていたり、床に落ちていたりしました。メモに使われた紙やペンは、ドナたちが持っていないものでした。
人形が血を流す
ドナはある日、人形の手や胸に血が付いているのを発見しました。血は人形の中から出てきたようでした。ドナは人形を開けてみましたが、中には何もありませんでした。
人形が人を襲う
ドナとアンジーの友人であるルーは、人形に対して強い嫌悪感を持っていました。ある夜、ルーはドナたちのアパートで眠っていると、人形が自分の胸に乗ってきて、首を絞めようとしたという悪夢を見ました。目を覚ましたルーは、胸に深い傷があるのに気づきました。別の日、ルーは人形が動いたのを目撃しました。人形を調べようとしたとき、ルーは背後から何者かに襲われ、背中に7本の傷を負いました。
アナベル人形の呪いの正体と対処法

アナベル人形の呪いの正体と対処法については、ウォーレン夫妻の調査と主張に基づいています。ウォーレン夫妻は、人形に憑依しているのは「アナベル」という名前の亡霊ではなく、人間の魂を乗っ取ろうとする悪魔であると断言しました。ウォーレン夫妻は、以下のような方法で人形の呪いに対処しました。
霊媒師による交霊会
ドナたちは、霊媒師に人形の状況を診てもらいました。霊媒師は、人形には7歳の少女の霊が宿っており、ドナたちと一緒に暮らしたいと願っていると伝えました。ドナたちは、人形に同情して、霊の願いを受け入れました。しかし、これが悪魔の罠だったことが後に判明しました。
神父による祈祷とお祓い
ドナたちは、人形の行動が悪化するにつれて、教会の神父に助けを求めました。神父は、ウォーレン夫妻に連絡して、人形の調査を依頼しました。ウォーレン夫妻は、人形を神父に祈祷してもらい、悪魔の力を弱めようとしました。しかし、神父は人形を軽視して、人形に憑依されたとされる神父の話は、ウォーレン夫妻が人形を博物館に持ち帰った際に起こったものです。ウォーレン夫妻は、人形を神父に祈祷してもらい、悪魔の力を弱めようとしました。しかし、神父は人形を軽視して、人形を放り投げました。その後、神父は車で帰宅中に事故に遭いました。神父は一命を取り留めましたが、事故の直前にバックミラーに人形が映ったと証言しました。
ウォーレン夫妻のオカルト博物館への収容
ウォーレン夫妻は、人形を自分たちのオカルト博物館に持ち帰りました。人形はガラスの箱に入れられており、絶対に箱を開けないでくださいという注意書きがあります。人形に近づいたり、触ったり、目を見たりすると、災いが起こると言われています。ウォーレン夫妻は人形が悪魔に憑依されていると主張しています。
アナベル人形を見ることはできますか?
アナベル人形を見ることはできます。ただし、実物ではなく、写真や動画でのみです。実物のアナベル人形は、アメリカのコネチカット州にあるウォーレン夫妻のオカルト博物館に収められており、一般公開はされていません12。また、人形に近づいたり、触ったり、目を見たりすると、災いが起こると言われています。
アナベル人形の写真や動画は、インターネット上で見ることができます。例えば、以下のサイトをご覧ください。
まとめ
アナベル人形の呪いは、映画やドラマだけの話ではありません。実際に多くの人々に恐怖を与えたとされる人形です。アナベル人形に興味のある方は、ぜひウォーレン夫妻のオカルト博物館を訪れてみてください。
ただし、人形の目を見ないでくださいね。

| 2024.02.24 18:02 | |
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