数秘術占いとは、数字を用いて個人の性格や運勢、未来を占う方法です。生年月日と名前から、特定の方法で数字を割り出し、それに基づいて解釈を行います。 数秘術の基本的な考え方は、数字には特定のエネルギーや意味があり、それが人間の性格や人生に影響を与えるというものです。一般的に使用される数字は1から9までの一桁の数字とゾロ目のマスターナンバー(11・22・33)、計12通りの数字から、それぞれ特有の特性や象徴を導き出します。
数字の持つ意味、わかること
- ライフパスナンバー(運命数)
- 生年月日から算出される、その人の人生全体のテーマや方向性を示す数字。人生の道筋、才能、課題などを表します。生まれ持った資質、人生で経験しやすい出来事、克服すべき課題、人生の目的などがわかります。人生の羅針盤のような役割を果たします。
- エクスプレッションナンバー(表現数/使命数)
- 名前(出生時の姓名)から算出される、その人がどのように自己表現し、世界と関わっていくかを示す数字。才能、個性、仕事の傾向などを表します。外から見られる印象、得意な表現方法、仕事や活動を通してどのように貢献していくかなどがわかります。
- ソウルナンバー(ハート数/魂の欲求数)
- 名前の中の母音から算出される、心の奥底にある欲求や価値観、内なる動機を示す数字。何を求め、何に喜びを感じるかを表します。真の喜び、心の底からの欲求、大切にしている価値観、何に心を惹かれるかなどがわかります。
- パーソナリティナンバー(人格数/外見数)
- 名前の中の子音から算出される、他人から見られる印象や外見的な性格を示す数字。第一印象、他人との接し方などを表します。周囲に与える印象、人とのコミュニケーションの取り方、外向的な性格などがわかります。
- バースデイナンバー(誕生数)
- 生まれた日の数字そのもので、その日に特有の意味やエネルギーを表します。生まれた日が持つ意味、その日に生まれた人の特徴や傾向などがわかります。ライフパスナンバーを補足する情報となります。
- マチュリティナンバー(成熟数/晩年数)
- ライフパスナンバーとエクスプレッションナンバーを足して算出される、人生の中盤以降(一般的には35歳以降)に強く影響を与える数字。人生の目標達成や成熟した姿を表します。人生後半のテーマ、晩年に向けてどのように成長していくか、人生の集大成などがわかります。
- インテンシティナンバー(強調数)
- 各ナンバーを算出する過程で、特定の数字が複数回現れる場合に、その数字が持つ意味が強調されるという考え方。特定の数字が持つ意味が人生において重要な役割を果たしていることがわかります。
マスターナンバーについて
数秘術では、1から9までの数字が基本となりますが、11、22、33といったゾロ目の数字は「マスターナンバー」と呼ばれ、特別な意味を持ちます。これらの数字は、通常の数字よりも強いエネルギーと潜在能力を持つとされ、大きな影響力を持つと考えられています。
- 11(啓示/直感)
- 11は、直感力、インスピレーション、霊感、カリスマ性などを象徴します。高い精神性を持ち、理想主義的で、人々に影響を与える力を持つとされます。内面の葛藤を抱えやすい反面、それを乗り越えることで大きな成長を遂げるとされています。
- 22(建築家/創造)
- 22は、現実的な力と理想を具現化する能力を象徴します。大きな目標を達成するための組織力、実行力、建設的なエネルギーを持つとされます。社会貢献への意識が高く、多くの人々を巻き込みながら物事を成し遂げる力を持つとされています。
- 33(教師/癒し)
- 33は、無条件の愛、奉仕、癒し、教えなどを象徴します。非常に高い精神性を持ち、人々を導き、癒す力を持つとされます。自己犠牲の精神が強く、人類愛に満ち溢れているとされています。
マスターナンバーを持つ人の特徴
マスターナンバーを持つ人は、特別な使命や才能を持って生まれてきたと言われています。高い目標を持ち、それを達成するための強い意志と能力を備えていることが多いです。しかし、その強いエネルギーゆえに、精神的な葛藤やプレッシャーを感じやすい傾向もあります。マスターナンバーを十分に活かすためには、内面のバランスを保ち、精神性を高めることが重要となります。
マスターナンバーが現れない場合
生年月日や名前の計算でマスターナンバーが現れない場合でも、落胆する必要はありません。マスターナンバーはあくまで可能性の一つであり、他のナンバーも重要な意味を持っています。また、計算過程で11、22、33などの数字が現れた場合は、その影響を受けていると考えることができます。




